最終更新日:2026年07月24日
福岡市内で給排水設備工事をお考えの皆様、適切な工事業者選びはされていますか。福岡市では水道局指定給水装置工事事業者と下水道排水設備指定工事店による制度が設けられており、これらの指定業者のみが適法に工事を行うことができます。株式会社野田管工事は福岡市を中心に糸島市・那珂川市・春日市・粕屋町・太宰府市で、指定工事店として信頼できる給排水設備工事を提供しております。本記事では、福岡市で必須となる指定工事店への依頼が必要な工事の種類について詳しく解説いたします。
目次
福岡市の指定工事店制度とは

「指定工事店」とは、福岡市から給水装置工事または排水設備工事を適正に施工できると認められた事業者のことです。福岡市では水道・下水道に関わる工事の品質と安全性を確保するため、この指定工事店制度を採用しています。この制度は水道法および下水道法に基づき、必要な技術力と設備を持つ事業者のみを指定し、適正な工事実施を義務付けるものです。福岡市内で給排水設備工事を行う場合、必ず指定を受けた工事店に依頼する必要があります。
福岡市では給水装置工事は「水道局指定給水装置工事事業者」、排水設備工事は「排水設備指定工事店」にそれぞれ依頼する必要があります。指定を受けていない業者による工事は法的に無効となり、後に問題が発生する可能性があります。
指定給水装置工事事業者と排水設備指定工事店の違い
福岡市の指定工事店には「水道局指定給水装置工事事業者」と「排水設備指定工事店」の2種類があり、対象となる工事範囲や指定要件がそれぞれ異なります。給水装置工事事業者は配水管から建物内までの給水設備を、排水設備指定工事店は建物内から公共下水道までの排水設備を担当いたします。同じ現場でも工事の内容によって必要な指定資格が異なるため、依頼先を選ぶ際はこの違いを理解しておくことが重要です。
給水装置工事事業者の要件
技術者:給水装置工事主任技術者(国家資格)の在籍
設備:給水装置工事に必要な機械器具の保有
信頼性:不正・不誠実な行為をしない旨の誓約
福岡市の指定工事店になるためには、このように厳格な要件を満たす必要があります。技術者の在籍や設備の保有だけでなく、納税状況や誠実な業務遂行の誓約も条件となっており、これらの要件により技術力と信頼性が保証された業者のみが指定を受けることができます。株式会社野田管工事は、この両方の指定を受けた工事店として福岡市および近郊エリアで施工を行っております。
給水装置工事の種類と内容
給水装置工事は配水管から水道メーターを経て建物内に水を供給する設備に関する工事です。福岡市では水道局指定給水装置工事事業者のみがこれらの工事を実施できます。工事の種類は新設・改造・修繕・撤去に大別され、それぞれに適した施工方法と材料選定が重要になります。
新設工事
新設工事は新築住宅や建替え時に配水管から新たに給水管を引き込む工事です。道路下の配水管への分岐工事から始まり、給水管の敷設、水道メーターの設置、止水栓の取り付けまでを含みます。福岡市では分岐口径や配管ルート、使用材料について厳格な基準が設けられており、事前の設計審査と完了検査が義務付けられています。特に福岡市早良区や西区などの新興住宅地では、地域の特性を考慮した適切な工法選択が求められます。
改造工事
改造工事は既存の給水設備の変更や増設を行う工事です。建物の増築に伴う配管の延長、給水方式の変更、配管径の変更などが含まれます。近年では受水槽方式から直結給水方式への変更工事が増加しており、維持管理費の削減と水質向上を目的とした改造が福岡市内でも多く実施されています。博多区や中央区の商業ビルでは、省エネルギー効果も期待できる増圧直結給水方式への変更が注目されています。
新設工事の主な内容
分岐工事:配水管からの分岐取り出し
配管工事:道路部から建物までの給水管敷設
メーター設置:水道メーターボックスの設置
止水栓工事:各種止水栓の取り付け
改造工事の主な内容
配管変更:既存配管ルートの変更・延長
口径変更:給水管径の拡大・縮小
方式変更:受水槽方式から直結方式への変更
増設工事:建物増築に伴う給水設備の追加
修繕工事
修繕工事は既存設備の故障や劣化に対応する工事です。給水管の漏水修理、水道メーターの交換、老朽化した配管の更新などが含まれます。福岡市では配水管からメーターまでの修繕は水道局が負担しますが、メーター以降の宅地内配管は所有者負担となります。特に城南区や南区の築年数が経過した住宅地では、配管の経年劣化による修繕工事が増加傾向にあります。
排水設備工事の種類と内容

排水設備工事は建物内で使用した水を下水道に適切に排出するための設備工事です。福岡市では排水設備指定工事店のみがこれらの工事を実施でき、公共下水道への接続には必ず指定工事店による施工が求められます。排水設備は個人の財産となるため、設置から維持管理まで所有者の責任で行う必要があります。
排水設備新設工事
排水設備新設工事は新築時に汚水や雨水を公共下水道に接続する工事です。トイレ、風呂、台所、洗面所からの排水を集約し、公共桝まで導く配管工事が中心となります。福岡市では分流式下水道を採用しているため、汚水と雨水を分けて処理する必要があります。太宰府市や春日市などの福岡市近郊でも同様の基準が適用されており、適切な勾配と材料選定が重要です。
福岡市の排水設備工事では、工事完了後に市による検査が実施されます。検査に合格すると「水洗シール」が貼られ、後日「検査済証」が送付されます。この検査をクリアすることで、適正な排水設備として認められます。
排水設備改造工事
排水設備改造工事は既存の排水経路の変更や増設を行う工事です。建物の増改築に伴う配管の延長、浄化槽から公共下水道への切り替え、排水経路の見直しなどが含まれます。粕屋町や那珂川市では近年下水道整備が進んでおり、浄化槽から公共下水道への接続工事が活発に行われています。適切な勾配確保と既存配管との接続が技術的なポイントとなります。
排水設備改造工事の主要項目
既存配管改修:老朽配管の更新・修繕
浄化槽廃止:浄化槽撤去と配管切り替え
増設工事:建物増築に伴う排水設備追加
経路変更:排水ルートの最適化
公共桝設置工事の重要性
公共桝設置工事は排水設備工事の中でも特に重要な工事です。公共桝は各戸の排水を公共下水道に送る最終接続点であり、適切な位置と深さでの設置が求められます。福岡市では原則として一宅地に一基、市の負担で公共桝を設置しますが、建築計画がない場合や特殊な事情がある場合は自己負担での設置となることがあります。
公共桝の種類と選定
公共桝には素材や形状により複数の種類があります。コンクリート製、塩化ビニール製、ポリエチレン製などがあり、設置場所の条件や耐久性の要求に応じて選定されます。福岡市内の住宅密集地では施工性を重視した軽量素材が、交通量の多い道路沿いでは強度重視のコンクリート製が選ばれることが多くなっています。糸島市などの郊外部では地盤条件を考慮した材料選定が重要です。
公共桝設置工事はエリアによって条件や費用が異なります。福岡市・糸島市・粕屋町での具体的な工事費用やケース別の解説は、こちらの記事(給水管引込工事と公共桝設置が必要なケースとは?)で詳しくご紹介しています。
指定工事店選びで確認すべきポイント
給排水設備工事は個人の財産に関わる工事であり、依頼先選びを誤ると後々のトラブルにつながりかねません。ここでは指定工事店を選ぶ際に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
複数の工事店から見積もりを取得する
給排水設備工事は現場の条件によって工法や費用が変動するため、1社だけの見積もりで判断せず、複数の指定工事店から見積もりを取得することをおすすめします。工事内容や使用材料、保証内容を比較することで、適正な費用感と施工内容を把握しやすくなります。
指定工事店であることを確認する
依頼を検討している業者が福岡市の指定を受けた工事店であるかどうかは、福岡市水道局および下水道管理課が公開している指定工事店一覧で確認することができます。指定を受けていない業者による工事は法的に無効となるため、契約前に必ず確認しておきましょう。
アフターサービスの有無を確認する
給排水設備は施工後も長期間にわたって使用する設備です。工事完了後の点検対応や、万が一のトラブル時の対応体制が整っているかどうかも、工事店選びの重要な判断材料となります。
【執筆者プロフィール】株式会社野田管工事
令和元年5月の創業以来、福岡市を拠点に給水管引込工事・下水道排水設備工事・給排水設備工事・公共桝設置工事を手がけてまいりました。福岡市水道局指定給水装置工事事業者および排水設備指定工事店として、戸建て住宅から集合住宅、ビル・商業施設まで幅広い現場に対応しております。
下水道工事にかかる費用は、福岡市の補助金・助成金制度を活用することで軽減できる場合があります。詳しくはこちらの記事をご参照ください。
まとめ
福岡市での給排水設備工事は必ず指定工事店に依頼することが法的に義務付けられています。給水装置工事と排水設備工事では対象範囲や指定要件が異なるため、それぞれの違いを理解したうえで、新設・改造・修繕といった工事の種類に適した技術力と設備を持つ指定工事店を選ぶことが、品質と安全性の確保につながります。株式会社野田管工事は福岡市の指定を受けた信頼できる工事店として、お客様の多様なニーズにお応えいたします。給排水設備工事をご検討の際は、必ず指定工事店にご相談ください。










